家具作りコースで何を習うのか

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■ 家具作りコースで何を「ならう」のか

家具作りコースでは、釘などの接合道具をできるだけ使わずに、木と木を組み合わせて家具を作る技術(指物技術)を習います。

鉋やノミなどの道具の仕立て方、木の加工方法を習ったら、課題作りに挑戦します。課題作りを終えるのに必要な期間には個人差がありますが、全日コースで半年から2年といったところです。課題作りが終わったらお好きなものを作り始めてください。

■ 手道具の用意

先ずはコースで使用する鉋やノミなどの手道具を用意していただきます。ただし、必要な手道具全てを用意する必要はなく『木遊び』が所有する道具を使うこともできます。

コースを始める前に、どのような技術を得て、何を作りたいのかなどをお聞かせいただき、どの手道具を用意するのか決めましょう。

■ 鉋の仕立て

鉋にはいろいろな種類がありますが、家具作りコースでは「平鉋(二枚刃)」と呼ばれる、よく使われる鉋を、次のような手順で仕立て、実用に耐える状態にします。この仕立て方を覚えれば、鉋の切れ味が悪くなった時に、元の切れ味に戻すことができるようになります。平鉋は3つの部品で構成されるので、順をおって。

1. 鉋身(かんなみ。鉋の刃のこと)

(1) 裏押し: 鉋身(かんなみ。鉋の刃のことをこう呼びます)の裏側(これを刃裏と呼びます)は刃物の基準となる大切な部分で、この基準となる平面を正く作ることを「裏押し」と呼びます。裏押しの方法には金盤と金剛砂を使う方法、砥石を使う方法があります。

(2) 砥ぎ: 砥石を使って鉋刃の表側(これを切れ刃と呼びます)を砥ぎます。中砥(なかと)、仕上砥(しあげと)の順に使って砥ぎ、切れ刃をいかに平らに仕上げるかを習います。

2. 鉋台(樫材でできた鉋の本体)

(1) 鉋身の仕込み: 鉋身がが当たる表馴染(おもてなじみ)の調整、押溝(鉋身が入る両側の溝)の調整方法を習います。

(2) 下端の調整: 下端定規で平面を確認しながら、鉋の下端(したば。鉋台の下の麺)の調整方法を習います。下端は平らな面を作るための定規なので、原理的にはまっ平らとすべきですが、全面を完全な平面状態に維持するのは難しいので、必要な部分だけを平面とするのが一般的です。

3. 裏金

(1) 裏押し: 鉋身と同様です。

(2) 砥ぎ: 鉋身と同様です。

(3) 裏金固有の仕立て: 裏金を鉋身に合わせたときにガタつく場合には耳(鉋身に合わせたときに隙間ができるように裏金の上部左右を折り曲げた部分)の調整方法を習います。

■ ノミの仕立て

ノミにもいろいろな種類がありますが、家具作りコースでは「叩(たたき)ノミ」を使います。刃の仕立て方は平鉋と同じですが、叩ノミ特有の「冠(かつら)」と呼ばれる鉄製の輪をを正しく「柄(え)」にはめ込むことが鉋と違う点です。

■ 課題作り

手道具の仕立てが終わったら課題作りを、それぞれのペースで進めてください。課題作品は次の4つで、それぞれの制作の中で家具作りの技術を学べます。

  1. 摺り台: 木端(こば)の直線出しに使う削り台の一種です。摺り台作りを通して、歪んだ材を直方体に仕上げる方法、蟻桟(吸いつき桟)の作り方などを習います。
  2. 木口台: 木口(こぐち)に鉋をかけるときに端が割れないようにすると同時に、直角にする削り台の一種です。摺り台作りで学ぶことに加えて材の接ぎ(はぎ)方を習います。
  3. 下端定規: 平鉋の下端(したば)の平面を計るための直線定規です。
  4. 下端定規箱: 下端定規を入れておく箱です。この箱作りを通して、蟻形組接ぎ(ありがたくみつぎ)の方法などを習います。

■ 作りたいものを作る

課題を作り終えたら、作りたいものを作ってください。技術的に分からないことが出てきたら、講師にどんどん質問してください。

■ 自分で「つくる」ことを始めたくなったら

自分だけで家具作りができそうになったら「家具作りコース」から「制作コース」に変わることができます。制作コースでは、家具作りコースと違って講師が隣にいませんが、管理人や近くの仲間に質問をぶつけてみてください。逆に仲間から質問が投げかけられたら、答えてあげるようお願いします。

以 上

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