きっくんの作品が今年4月以来の登場となったのには訳があって、彼は安曇野に新築した別荘向けの家具作りに忙殺されていたからなのです。大量の材木を手に入れては家具を作り、再び手に入れては作るという塩梅で、ようやく別荘に設置したのがこのカウンター・テーブルとハイチェア2脚。

先ずはカウンター・テーブルについて。大きさは幅1,300mm、高さ1,030mm、奥行き400mm、樹種はウォ-ルナット、天板下についている小さな抽斗の内部は檜、仕上げはアマニ油と蜜蝋。きっくんの思いは「午後のひとときを庭を眺めながら過ごそうと思って制作しました。お酒は飲めないのでアフタヌーンティーになります」。

ハイチェアについては、縦横390mm程度、背の高さ1,095mm、樹種はタモ、ウォ-ルナットとメープル、座面は水牛革、馬革、スポンジ、ウレタンスポンジ、ベニヤ板、仕上げはアルドボス、クノスと蜜蝋。きっくんの思いは「木遊びメンバーのキタさんご提案の「三枚先組み柄接ぎ」を後脚と座枠の接合に取り入れました。せっかく制作するなら、より難易度の高い技術を会得しながら進みたいと思いました」とのこと、普通なら焦って作るところをじっくりと取り組まれたようです。